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被災地をネットでつなぐ、東北の犠牲者へも祈り

兵庫県三木市で、「神戸・心絆ここな」が宮城県名取市閖上地区の人と会話

被災地をネットでつなぐ、東北の犠牲者へも祈り

東日本大震災が起きた午後2時46分に合わせて黙とうするボランティア団体のメンバー(左側)ら=17日、兵庫県三木市(時事)

被災地をネットでつなぐ、東北の犠牲者へも祈り

東日本大震災の追悼行事で、オンラインを通じて宮城県名取市閖上地区の人と会話するボランティア団体メンバー=17日、兵庫県三木市(時事)

 阪神大震災から26年となった17日、兵庫県三木市のボランティア団体「神戸・心絆「神戸・心絆(ここな)」が」が同市で東日本大震災の追悼行事を行った。津波で大きな被害を受けた宮城県名取市閖上地区の被災者らとウェブ会議システムでつなぎ、発生時刻の午後2時46分、二つの被災地で共に犠牲者に黙とうをささげた。

 この追悼行事は2012年から始まり、今年は心絆のメンバーら約20人が参加。閖上地区でも約10人が集まり、パソコンの画面越しに互いの近況を報告し、犠牲者を悼んだ。会場では竹灯籠約900本に火がともされ、「神戸1・17」「東北3・11」の文字が作られた。

 心絆は毎年、東日本大震災が起きた3月11日とお盆の8月、閖上地区に竹灯籠を届けに行っているが、昨年は新型コロナウイルスの影響で行くことができなかった。1月17日は神戸市に閖上地区の被災者らを招いて交流してきたが、今年はオンラインで開催した。

 閖上地区の自営業長沼俊幸さん(58)は仮設住宅で7年間過ごし、19年から町内会長を務める。「(震災から10年がたち)街はきれいになり、新しい暮らしが始まったが、気持ちはまだ。こういう関係を大切にしたい」と話した。心絆代表の杉山正秀さん(60)も「顔が見えたり声が聞けたりしてうれしかった」と笑顔を見せた。

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