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中止が決まった成田山新勝寺 「節分会」 の豆まき

コロナ禍で「密」を懸念、全国の寺社で節分行事の中止が相次ぐ

中止が決まった成田山新勝寺「節分会」の豆まき

成田山新勝寺の「節分会」で豆をまく大相撲の横綱白鵬関(右)と高安関=2020年2月3日、千葉県成田市(時事)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国の寺社で豆まきなど立春前日の節分にちなんだ行事の中止が相次ぐ。多くの人が「福豆」を得ようと集まる「密」状態を回避できないためで、季節の風物詩にもコロナ禍が暗い影を落としている。

 本尊の不動明王の慈悲で鬼も改心するとして、「福は内」のみ唱えることで知られる成田山新勝寺(千葉県成田市)。今年は2月2日に予定していた「節分会」で、特設舞台での大相撲力士らによる豆まきを取りやめた。例年5万人程度が訪れ、「密が避けられないほど人が集まってしまう」(担当者)のが理由。例年、大本堂正面の扉に「五穀豊穣(ほうじょう)」など四つの願いを掲げるが、新型コロナの早期終息へ「疫病退散」の祈願も追加する。

 八坂神社(京都市)も豆まきの実施を見送った。同神社によると、四つの花街の芸妓(げいこ)、舞妓(まいこ)による舞踊奉納の開催も困難という。景品抽選券付きの福豆は売らず、豆だけ販売する。

 浅草寺(東京都台東区)では豆まきと、七福神の踊りを演じる「福聚の舞」の披露を中止。芸能人らの豆まきはないが、担当者は「厄払いの法要は行い、コロナ禍だからこそ無病息災を祈りたい」と語る。

 一方、幕末の京都で治安維持に当たった新選組ゆかりの壬生寺(京都市)では、国の重要無形民俗文化財「壬生狂言」の演目「節分」の公開などをやめた。素焼きの皿「炮烙(ほうらく)」に願い事などを書く奉納は受け付ける。炮烙は4月の狂言時に割られることで、奉納者の厄よけになるとされている。

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