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世界最大級の家電IT見本市「CES」が開幕

各社は「コロナ後」の新たな生活様式を得意の技術で描く

世界最大級の家電IT見本市「CES」が開幕

ソニーが初公開したドローン「Airpeak(エアピーク)」。左は吉田憲一郎社長(同社提供・時事)

世界最大級の家電IT見本市「CES」が開幕

韓国サムスン電子が米家電IT見本市CESで披露した生活支援ロボット。「ハンディ」(右)は、アーム(腕)を使って簡単な家事をこなす(同社提供・時事)

 世界最大級の家電IT見本市CESが11日開幕した。新型コロナウイルス感染防止のため初のオンライン開催となり、会場となる米ラスベガスが来場者で埋め尽くされる毎年恒例の光景は一変。ショーの在り方自体が大きな変容を強いられる中、各社は手探りながら得意の技術で「コロナ後」の新たな生活様式を提案した。

 「コロナが世界中に広がり、デジタル革命は5~7年飛躍した」。米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズのベストバーグ最高経営責任者(CEO)は初日の基調講演で、仕事や学習、診察などの分野でインターネットを活用した遠隔(リモート)化が加速したと強調した。

 高速通信規格「5G」の通信網は全米規模で整備が進みつつあり、今後は5Gが実際に暮らしをどう変えていくかが焦点。講演では、5Gの応用が拡張現実(AR)などを使ったスポーツ観戦や美術鑑賞、ドローン配送に広がる姿を描いてみせた。

 ソニーは、ベライゾンと組んで、新たな音楽ライブ体験を提案した。米歌手マディソン・ビアーさんの3D映像を仮想会場と重ね合わせ、没入感の高い仮想ライブ動画を配信するという。

 一方、パナソニックは、コロナの流行を受けたドライブインシアターの人気復活などを挙げ、「車は2地点間を移動するだけでなく、体験を共有する場所になった」(幹部)と指摘。車載向けの高性能音響システムなどを紹介した。

 各社は特設サイトを設けるなどの工夫を凝らしたが、オンライン開催となったことで現場ならではの熱気や迫力に欠けたことは否めない。日本から初参加した男性会社員は「やはりラスベガスを訪れたかった」と本音を漏らした。(シリコンバレー時事)

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