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行方不明のダーウィンのノート2冊は盗難か

英ケンブリッジ大の図書館が「史上最大の徹底的な調査」の結果判断

行方不明のダーウィンのノート2冊は盗難か

「生命の樹」の思考をスケッチしたダーウィンのノート(英ケンブリッジ大学図書館提供・時事)

 英名門ケンブリッジ大の図書館は24日、進化論を発表した科学者チャールズ・ダーウィンのノート2冊が盗まれた可能性が高いと発表した。警察に通報したほか、広く一般にも情報提供を求めている。ノートは非常に貴重なもので、金銭的価値は「恐らく数百万ポンド(数億円)」に上るという。

 ノートは2000年9月、写真撮影のために保管されていた特別室から持ち出された記録を最後に行方が分からなくなった。01年1月の定期点検で見当たらなかったが、館内のどこかに間違って置かれたものと考えられていた。しかし、図書館による「史上最大の徹底的な調査」の結果、盗まれたと判断した。

 ケンブリッジ大図書館は約1000万冊を所蔵し、書架は距離にして約210キロメートルに及ぶ。ジェシカ・ガードナー館長は「20年前はセキュリティーの方針が今とは違っていた」とずさんな管理を認めた上で「すべての人々のために、ノートが無事に戻ってきてほしい」と訴えた。

 ノートには「生命の樹」と呼ばれる巨大なつながりによって生き物の進化の歴史を解き明かそうとしたダーウィンの思考のスケッチが含まれている。ダーウィンは1859年11月24日、世界を揺るがせた「種の起源」を出版した。(ロンドン時事)

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