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サンパウロのパウロ・マシャドさん、力尽きる

半世紀にわたり入院、新聞のコラムやSNSで多くの人を励ます

サンパウロのパウロ・マシャドさん、力尽きる

サッカー・ブラジル代表のネイマール選手からサイン入りユニホームを贈られ喜ぶパウロ・マシャドさん(2018年6月27日付の本人のフェイスブックより)(時事)

サンパウロのパウロ・マシャドさん、力尽きる

世界的ゲームデザイナー小島秀夫さん(右)の見舞いを喜ぶパウロ・マシャドさん(2019年11月8日付のマシャドさんのツイッターより)(時事)

 ブラジル・サンパウロ市内の大学病院に51年にわたり入院していた男性(53)が18日、息を引き取った。死因は明かされていないが4日ほど前から危篤に陥っていた。男性は寝たきりながら、新聞のコラムやインターネット交流サイト(SNS)を通じて前向きに生きる姿を発信し、多くの人を励ましてきた。

 この男性はパウロ・マシャドさん。1歳半だった1969年、小児まひ発症のため入院し、人工呼吸器の力を借りながら闘病生活を送ってきた。地元メディアによると、通信教育で高校を卒業。子供向けアニメを制作したり、グラフィックデザイナーとして活動したりした。

 マシャドさんはSNSで「生きていることは、それだけで価値がある」と唱え、入院生活や趣味のゲーム、アニメの情報を明るくユーモアを交えて紹介。最後となった2週間前の投稿動画では、体の不調を訴えながらも「(新型コロナウイルス禍など)いろいろあるが、われわれは生きている」と視聴者を鼓舞していた。

 F1ドライバーだった故アイルトン・セナ氏ら著名人とも交流があり、日本の世界的ゲームデザイナー小島秀夫さんも病床を見舞っていた。動画投稿サイトには「いろいろなことに気付かせてくれてありがとう」「あなたのことは忘れない」など追悼の言葉が並んでいる。(サンパウロ時事)

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