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小平奈緒が11度目の優勝、北京五輪へ第一歩

全日本距離別スケート女子500メートルで傷ついた地元を励ます

小平奈緒が11度目の優勝、北京五輪へ第一歩

女子500メートルで優勝した小平奈緒=23日、長野市のエムウエーブ(代表撮影・時事)

 小平は特別な思いを胸にスタートラインに立った。昨年の台風19号による被災から復興途上にあり、新型コロナ禍の影響を受けた地元の長野での今季初戦。温かい拍手に、勇姿で応える覚悟を持って臨んだ。

 スタートでやや遅れ、最初の100メートルは10秒50。全体の3番目だったが、落ち着いて加速する。持ち前の重心の低い滑りを発揮して底力を示し、11度目の頂点に立った。

 この日着用した赤を基調とした新しいスーツは長野の名産、リンゴの実をイメージしたという。オフの間、被災地で浸水した家屋の解体作業を手伝うボランティア活動にも参加。人々に寄り添う中で「とにかく元気づけたい」。自分なりの励まし方だった。

 傷ついた故郷を支えるような形で、シーズンの開幕を優勝で飾った。「このような状況の中でたくさんの方々が足を運んでくれた。滑っていて、すごく気持ちが良かった」。五輪連覇を目指す自身にとっても、大きな励みになったことだろう。「あとはじっくりと実力を上げていくだけ」。北京五輪のプレシーズンで第一歩を踏み出した。

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