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デアリングタクト、歴史的偉業を難なく達成

史上初の無敗、競馬秋華賞で牝馬3冠制覇、松山弘平騎乗

デアリングタクト、歴史的偉業を難なく達成

第25回秋華賞を制し、3歳牝馬3冠制覇を史上初の無敗で達成した松山弘平騎乗のデアリングタクト(手前)=18日、京都競馬場(時事)

 歴史的偉業を難なく成し遂げた。圧倒的人気を背負ったデアリングタクトを無敗の3歳牝馬3冠に導いた松山は、愛馬の背で何度も拳を握る。「馬を信じるだけだった。とにかくほっとした」。重圧から解放され、言葉に実感がこもった。

 スタート直後から中団後方で脚をためた。松山は「力のある馬。いいところを走らせようと思っていた」。3~4コーナーにかけて徐々に進出し、残り200メートルで加速。春の2冠のように後方から猛然と追い上げるのではなく、内回りのコースで好位から正攻法で押し切った。

 年間生産頭数は5頭ほどという家族経営の小さな牧場で生まれた。当歳時の競りで買い手がつかず、翌年1200万円で落札。1億円超の値が付くことが珍しくない世界では目立たない存在だったが、鋭い末脚を武器に高額馬をも破ってきた。

 杉山調教師は「さらに上のステージでレースをしてみたい」と、一線級の年長馬との対戦に意欲をのぞかせた。デアリングタクトのシンデレラストーリーはこれからも続くのか。期待は大きく膨らむばかりだ。

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