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目標1000万円、「明治村」 SL修理で基金設立

愛知県犬山市で、貴重な動態保存に寄付を募る

目標1000万円、「明治村」がSL修理で基金設立

明治村内を走るSL9号。2年後の解体修理に向けて基金が設立された=15日、愛知県犬山市(時事)

目標1000万円、「明治村」がSL修理で基金設立

2年後に解体修理を行う予定のSL9号の運転台=15日、愛知県犬山市(時事)

 国の重要文化財に指定される明治時代の建築物などを展示する公益財団法人「博物館明治村」(愛知県犬山市)はこのほど、施設内を走る蒸気機関車(SL)2両を維持するための基金を設立した。明治期のSLが現役で走っているのは全国的にも珍しく、貴重な動態展示を今後も続けるため寄付を呼び掛ける。

 2両のSLは、1874(明治7)年に輸入されて鉄道開業当初の新橋-横浜間などを走った英国製の12号と、大正から昭和にかけて富士身延鉄道(富士-富士宮)などで活躍した米国製の9号。施設内の約700メートルを1日12往復しており、片道大人500円で約5分の乗車が体験できる。

 動態展示を続けるには数年に一度、解体を伴う大規模修理が必要で、従来は入館料収入などで費用を賄っていた。12号は修理を終えたところで、9号は2022年から修理に入る予定。

 年5回は訪れるというSL愛好家の名古屋市の山本高英さん(70)は「動く状態で保存されているのは非常に貴重。(施設の)年間会員になるくらいしか支援できなかったので、ぜひ寄付したい」と話した。

 寄付は1口1万円からで、目標は1000万円。寄付額に応じてポストカードやレールを使った文鎮、撮影会など特別イベントへの招待といった返礼品を用意する。

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