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富士フイルム、「アビガン」を厚労省に承認申請

新型コロナの治療薬として、症状の早期改善に効果が確認

富士フイルム、「アビガン」を厚労省に承認申請

新型コロナウイルス検査に使う呼気を採取する器具=16日午後、仙台市青葉区(時事)

 富士フイルムホールディングス傘下の富士フイルム富山化学(東京)は16日、新型インフルエンザ治療薬「アビガン」(一般名ファビピラビル)について、新型コロナウイルス感染症の治療薬としても承認するよう厚生労働省に申請したと発表した。症状の早期改善に効果が確認された。

 承認されれば「レムデシビル」「デキサメタゾン」に続き国内3例目の新型コロナ治療薬となる。

 アビガンは富山化学が開発し、新型インフルの治療薬として2014年に承認を受けた。同社は、新型コロナに対しても有効性を持つか確かめる治験を重症でない肺炎患者を対象に今年3月に開始。症状の改善を早める一定の効果を9月までに確認し、安全上の新たな懸念は認められなかった。

 富士フイルム側は国内外に提供するため増産を急ぐ。ただ、アビガンは、妊娠中に服用すると胎児の奇形や流産・死産を起こす恐れがあることが以前から分かっており、妊婦らは使用できない。

 安倍晋三前首相は当初5月中の承認を目指したが、有効性の確認に時間がかかった。田村憲久厚労相は16日の閣議後記者会見でアビガンの承認について、「なるべく早くという声は認識しているが、有効性、安全性を精査したい」と述べた。

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