ワシントン・タイムズ・ジャパン

ノーベル化学賞の仏人女性、シャルパンティエ氏

米国人ダウドナ氏と共に、女性コンビの化学賞受賞は初

ノーベル化学賞の仏人女性、シャルパンティエ氏

エマニュエル・シャルパンティエ氏

 2020年のノーベル化学賞は、ゲノム編集技術研究における功績でフランス人女性のエマニュエル・シャルパンティエ氏(51)が、米国人女性のジェニファー・ダウドナ氏と共に授与されることになった。

 両氏の遺伝子の「はさみ」の開発は「生命科学分野に画期的な影響をもたらし、新たながん治療に貢献している」とスウェーデン王立科学アカデミーは理由を述べている。この研究成果をフランス国外で得たシャルパンティエ氏は「科学研究は政府、全ての公的機関、公的基金、民間資金を必要としているのにフランスでは不十分」と批判した。

 何度もノーベル賞受賞の可能性が指摘されながら、女性の科学賞受賞は非常に少なく、女性コンビの化学賞受賞は今回が初めて。シャルパンティエ氏は今後、フランスでも科学の道に進む女性研究者が増えることを期待すると同時に、国外に行かなくても大きな成果が得られる環境をつくってほしいと述べた。

 仏エソンヌ県生まれ。パスツール研究所で学び、パリ第6大学ピエール・エ・マリ・キュリーで生化学、微生物学、遺伝学で博士号を取得。米ニューヨークで研究を続け、ドイツの感染症研究ヘルムホルツセンター研究員でスウェーデンのウメオ大学教授。2014年以降、世界中からさまざまな化学賞を受賞。

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