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大けがをバネに、寺本明日香が完全復活を目指す

東京五輪延期で回復の機会、体操女子で3大会連続出場へ

大けがをバネに、寺本明日香が完全復活を目指す

昨年の世界体操選手権でゆかの演技をする寺本明日香=2019年10月、ドイツ・シュツットガルト(時事)

 体操女子で五輪3大会連続出場を目指す寺本明日香(24)=ミキハウス=が、けがからの完全復活を目指している。

 新型コロナウイルスの感染が拡大する前、今年2月の強化合宿中に左アキレスけんを断裂した。負傷した瞬間には「アキレスけんが切れるイコール終わり。東京五輪はもう無理」という思いがよぎったという。ところが3月になって、大会は予想外の1年延期。喜べない事情ではあるが、寺本にはじっくりと回復を待つ機会が得られた。

 緊急事態宣言下では、インターネット交流サイト(SNS)を使って他競技の選手と交流し「すごく刺激になった」という。練習も強度を徐々に上げ、8月に再開した強化合宿には他のトップ選手とともに参加できた。「モチベーションが上がるし、気持ちも締まって練習できる」

 1学年下でエースの村上茉愛(日大ク)とともに、団体総合の日本を引っ張る立場。延期を受けて来夏の大舞台では、演技構成の難度を上げていくことを考えている。「人生を語るような演技をしたいと思っていたが、(負傷で)さらに語るものができた。魅力を出せる演技をしたい」。自身の大きなけがもコロナ禍も飛躍のバネとし、1964年の東京五輪以来となる女子の団体メダル獲得に照準を合わせる。

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