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異なる岩石質の「S型」小惑星のかけらか

「りゅうぐう」の表面に炭素質「C型」ではない明るい岩

異なる岩石質の「S型」小惑星のかけらか

探査機「はやぶさ2」が撮影した小惑星「りゅうぐう」表面の明るい岩(矢印)(JAXA提供・時事)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの研究チームは、探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」表面で見つけた岩に、炭素質の「C型」とされるりゅうぐうとは異なる、岩石質の「S型」小惑星の特徴を持つものが含まれていることを明らかにした。

 りゅうぐうの元となる天体(母天体)に、S型小惑星が衝突した証拠と考えられるという。論文は22日、英科学誌ネイチャー・アストロノミーに掲載される。

 これまでの研究で、りゅうぐうはC型の母天体に別の小惑星が衝突、破片が再集積して約10億~数億年前にできたと考えられている。

 はやぶさ2は2018年6月のりゅうぐう到着から約1年半、2回の着陸・試料採取(タッチダウン)などで、表面を詳細に観測。その際、周囲よりも明るく、白っぽい多数の岩石を見つけた。

 研究チームのスペイン・カナリア天体物理研究所の巽瑛理研究員らは、これらの岩石のうち21個を詳しく調べたところ、6個がS型の特徴を示していた。広く分布していることなどから、りゅうぐうの母天体とS型小惑星が衝突した際に混ざったと考えられるという。

 今年12月、はやぶさ2が地球に投下するカプセルには、りゅうぐうの砂が入っていると期待される。S型の砂も含まれるとみられ、巽さんは「試料の分析により、詳細なりゅうぐうの歴史が明らかになると期待している」と話した。

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