«
»

ラグビーW杯から1年、コロナ禍でも冷めぬ熱気

練習再開で元気な声、「ブームで終わらせない」と意気込む

ラグビーW杯から1年、コロナ禍でも冷めぬ熱気

ラグビースクールの練習後、ボールを消毒する関係者=13日、千葉県柏市(時事)

ラグビーW杯から1年、コロナ禍でも冷めぬ熱気

ラグビースクールで練習する子供と、マスクを着用した指導者=13日、千葉県柏市(時事)

 日本代表が史上初のベスト8入りを果たし、列島が熱狂したラグビーワールドカップ(W杯)の開幕から20日で1年。中学生以下の競技人口が増加し、さらなる裾野拡大が期待される中で直撃した新型コロナウイルス禍は、普及活動にも大きな影響をもたらした。それでも関係者らは「ブームで終わらせない」と意気込んでいる。

 事前キャンプに訪れたニュージーランド代表を、同国の伝統舞踊「ハカ」で歓迎した「柏ラグビースクール」(千葉県柏市)では、大会前に165人だったスクール生が231人に急増した。昨年10月に入会した小学5年大内悠輝君(11)は、レスリングで日本一になったこともあるが、ラグビーに転向し「目標は姫野(和樹)選手。めっちゃ楽しい」と笑顔で話した。

 今年3月には新型コロナの影響で活動休止に。コーチの石原康広さん(37)は「コロナもだが、興味が失われるのが怖かった」と振り返る。約3カ月後には感染防止策を徹底し練習を再開。今月からは試合形式も取り入れ、グラウンドには「前へ出ろ」と子供たちの元気な声が響く。

 一方、7月に大阪市内で予定していた「淀川ラグビースクール」の開校は、来年4月以降に延期となった。代表の会社員横内祥太さん(34)が仲間と準備を進めてきたが、外出自粛や休校などで、開校できる状況にはないと判断した。

 昨年のW杯期間中、「公園で子供たちがサッカーボールでラグビーをする光景を見た」という知人の話を聞き、一念発起した横内さん。手探りでスタートしたが、営業職で培った行動力でグラウンド確保や大阪府ラグビー協会の手続きを進め、ユニホームのデザインなども決まっていた。

 今月、活動拠点となるはずだった小学校の使用許可も白紙となった。それでも横内さんは「諦めない限り、やればできる。最初は1人しかいなくても、子供たちがラグビーに触れられる場を仲間と共に提供したい」と前を向いた。

1

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。