«
»

JAXA、「はやぶさ2」の次の探査先が決定

11年の旅、高速で自転する小惑星「1998KY26」へ向かう

JAXA、「はやぶさ2」の次の探査先が決定

はやぶさ2の新たな探査先に決まった小惑星「1998KY26」とはやぶさ2の大きさ比較(米オーバーン大、JAXA提供・時事)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」で採取した砂が入ったとみられるカプセルを地球に帰還させた後の新たな探査先として、小惑星「1998KY26」に向かうことが決まったと発表した。途中、別の小惑星の近くを通過しながら観測するなどし、2031年7月の到着を目指す。

 1998KY26は地球と火星の間を回る小惑星。直径約30メートルとりゅうぐう(同900メートル)よりはるかに小さく、自転周期も約10分と、りゅうぐう(約7時間)より高速で自転している。

 JAXAによると、直径100メートル以下の天体への接近観測は世界初。りゅうぐうとの比較で新たな知見が得られるほか、地球に衝突する恐れのある天体の構造解明にも役立つという。

 JAXAは、カプセル投下後のはやぶさ2の探査先として1998KY26と、「2001AV43」の二つの小惑星を候補として検討。太陽最接近時の距離がより長く、熱の影響が少ない1998KY26を選んだ。

 計画では、今年12月のカプセル投下後に地球の重力を使った軌道変更(地球スイングバイ)を行い、26年7月に別の小惑星「2001CC21」の近くを通過しながら観測。27年12月、28年6月にそれぞれ地球スイングバイを行い、31年7月に目的地の1998KY26に到着する。

 到着後、りゅうぐうと同様に接近観測を行い、着陸も検討する。到着までの長い航行期間を使い、太陽系内のちりの分布や、太陽系外惑星の観測なども行う。

1

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。