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「控えめ」「負けず嫌い」、同級生が語る菅新総裁

説得上手で女子に赤面、中学は野球 大学は空手に熱中

「控えめ」「負けず嫌い」、同級生が語る菅新総裁

修学旅行の記念写真に納まる、湯沢高校2年の頃の菅義偉氏(前列右端)(同級生提供・時事)

 非世襲のたたき上げ議員として、自民党のトップに上り詰めた菅義偉新総裁(71)。「控えめ」「負けず嫌い」との人物評の一方で、「女性には奥手」との証言も。幼なじみや同級生らが見た新リーダーの横顔は?

 「正義感が強い」と話すのは、出身地の秋田県湯沢市で小中高の同級生だった農業伊藤英二さん(71)=同市=。けんかの仲裁など説得によって場を収めるのが得意で、「いじめっ子とも話をつけてやめさせていた」と振り返る。

 小中学校のテストの成績は学年1桁台の常連。「相撲も強く、中学では男子の同級生70人の中で十指に入っていた」という。控えめな性格で学級委員などに立候補することもなかったが「周りにはいつも人がいた」と語る。

 中学の野球部でチームメートだった元湯沢市議会議長の由利昌司さん(71)=同市=は「負けず嫌いでブレない芯の強さがある」と指摘する。顧問の教師に打撃フォームを直すよう指導されても「タイミングが取りやすい」と頑として譲らなかった。一方、「女の子に話し掛けられると真っ赤になった。視線を落として無口になった」と奥手な一面も明かした。

 菅氏は長男だが、高校卒業後は実家の農家を継がず、父の反対を押し切り上京。法政大で学び、空手部で副主将も務めた。

 共に汗を流した自営業岡本信寿さん(70)=熊本市=によると、当時は退部者が相次ぐほど上下関係や練習が厳しかったが、菅氏が練習を休むことはなかった。「学費を稼ぐためバイトもしていた」という。

 付き合いは20年以上になるというそば店「安楽」(横浜市)の店主石塚安太郎さん(79)は「努力の人」と評する。1996年の衆院議員初当選後、早朝から駅前で政治活動ビラを配ったり、国会の勉強会に足しげく通ったりしていた姿を覚えているからだ。

 店でそばを出すと「一滴も残さず10分程度で平らげる」と石塚さん。店員一人ひとりに「おいしかったです。ありがとう」と礼を言う細やかな気配りも忘れないという。

 「年を取ったら政治家を辞める。一緒に釣りに行こう」。幼なじみで自営業の藤原寛文さん(74)=湯沢市=は数年前、菅氏にこう声を掛けられた。子どもの頃、一緒に釣りをしたことを思い出し、藤原さんは「(菅氏は)ふるさとが好きなんだろう」と笑った。

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