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菅氏の優位は変わらず、自民総裁選 あす投開票

石破・菅・岸田の3氏は日本記者クラブで討論会に臨む

菅氏の優位は変わらず、自民総裁選 あす投開票

討論会に臨む自民党の(左から)石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長=12日午後、東京都千代田区の日本記者クラブ(時事)

 自民党総裁選は14日に投開票される。菅義偉官房長官(71)が党所属国会議員(394人)の7割超の支持を受け、圧倒的に優位な情勢は変わっていない。岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)は伸び悩んでおり、菅氏が安倍晋三首相の後継総裁に選出される見通し。新総裁は16日召集の臨時国会で首相に指名される。

 菅氏は12日、東京都内で開かれた日本記者クラブ主催の討論会に出席。首相の資質について「私は全体を総理大臣として前に進めていく、この日本を進めていく、そうした準備がある」と述べ、政権運営に強い意欲を示した。

 総裁選は国会議員票(394票)と47都道府県連代表各3票(141票)の計535票で争われる。14日午後2時からの両院議員総会で投開票を行い、結果は午後3時半ごろに発表される。

 菅氏は党内7派閥のうち細田、麻生、竹下、二階、石原5派の支援を受け、国会議員だけで全体の過半数に当たる約300人の支持を固めた。地方票でも優位に戦いを進めており、秋田県連は12日の総務会で、持ち票の3票全てを菅氏に投じることを決めた。秋田は菅氏の出身地。新潟、山口両県連も党員アンケートや予備選の結果、3票を菅氏に投票すると決定した。

 一方、国会議員の支持では、岸田氏は約55人、石破氏は約25人にとどまる。態度未定の議員票や地方票を加えても逆転は困難な情勢だ。

 菅氏、岸田氏、石破氏の3候補は12日の討論会で論戦を交わした。当面の重要課題である新型コロナウイルス対策で給付金を追加支給する可能性について、菅氏は「必要であればしっかり対応したい」と明言。政府がこれまで実行してきた対策を説明し、「これで収まらなければ徹底して次の手は打っていく」と語った。

 与野党は菅氏の新首相就任を前提に、任期が残り1年余りとなった衆院解散・総選挙の行方を注視している。これに関し、菅氏は「解散権は新首相が持っている。新首相の判断だ」と述べた。

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