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広島のルーキー、森下がプロ初完封勝利を挙げる

相性のいい阪神戦で、「壁」を乗り越えて芽生えた自信

広島のルーキー、森下がプロ初完封勝利を挙げる

阪神からプロ初完封勝利を挙げ、喜ぶ広島の森下(中央)=14日、京セラドーム(時事)

 6月28日の中日戦。広島のルーキー、森下は完投まであと一人のところでマウンドを譲った。プロ初勝利のうれしさとともに残った、少しだけ苦い記憶。その壁を2カ月もたたないうちに越えた。相性のいい阪神戦。プロ初完投を完封で飾った。

 「ストレートが良かったから、ほかの変化球が生きた」。本人の言葉通り、真上から投げ下ろした速球は指に掛かり、力があった。だからこそ、打者の視界から消えるようなカーブやチェンジアップに打者が食いつき、タイミングを外せた。

 見せ場は四回、上位打線の3者連続奪三振。3番サンズには152キロの速球を見せた後、低めに沈む113キロのカーブで空を切らせた。うまく球を出し入れし、緩急を使って的を絞らせなかった。

 五回と九回に単打を浴びたが、二塁も踏ませず127球を投げ切った。相手の先発全員を含む、自己最多の12奪三振。打っても六回に2点二塁打を放ち、プロ初打点を挙げた。「言うことなし」と佐々岡監督。右腕にとって完璧な一夜となった。

 あと一歩で完投を逃した中日戦と、今ではどう違うか-。そう問われた森下は「自分の球に自信を持って投げられるようになっている」と語った。その気持ちが白球に宿り、4勝目につながった。

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