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コロナ対策懸命、グラウンド内外で特別ルール

史上初の高校野球交流試合を開催、熱戦を繰り広げる

コロナ対策懸命、グラウンド内外で特別ルール

ピンチでマウンドに集まる大分商ナイン=10日、甲子園(時事)

 新型コロナウイルスの影響で春と夏の甲子園大会が中止となったことを受け、史上初の高校野球交流試合が開催されている。第3日までに7試合が実施されたが、さまざまな感染防止対策を講じた中で熱戦を繰り広げている。

 グラウンドで守備側の選手が次のプレーを確認するため、マウンドに集まる。こうした場面では、どのチームもグラブで口を覆うことを徹底。飛沫(ひまつ)を防ぐための工夫として、日本高校野球連盟が定めた申し合わせ事項の一つだ。

 夢が断たれた球児を救済するため、無観客での開催にこぎ着けた。出場32校がそれぞれ1試合限りの戦い。高野連の八田英二会長は、最優先課題に「安全第一」を掲げ、「甲子園の土を踏ませたいと、(球児と)約束した。大人たちがいろいろ対策を尽くしているところを見てほしい」。

 「特別ルール」は他にもある。試合前後に行われる両チームによるあいさつで発声は禁止。校歌斉唱は身体をのけぞらせるほど力を込めない。円陣を組む際は、適度に距離を取る。

 さらに、通常大会より試合の間隔に余裕を持たせ、終了のたびにベンチを除菌。選手と報道陣の出入り口は分けられ、入場時には検温。球場各所には消毒液が配備されている。

 甲子園球場の担当者は、「無観客試合はプロ野球で経験している。それなりのノウハウは持っているし、高野連と協力して最善を尽くしたい」と話す。コロナ禍の収束が見通せない中での全国大会。その運営を、野球以外の競技団体も注視している。

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