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新型コロナの感染拡大で、夏の風物詩が様変わり

花火大会や祭りをデジタルで再現、自宅に居ながら墓参も

新型コロナの感染拡大で、夏の風物詩が様変わり

東京スカイツリー展望台の窓に投影された隅田川花火の映像=4日夜、東京都墨田区(時事)

新型コロナの感染拡大で、夏の風物詩が様変わり

360度カメラで仮想現実(VR)用のお墓参り映像を撮影するスタッフ(全国優良石材店の会提供・時事)

 新型コロナウイルスの感染拡大で、夏の風物詩が様変わりしている。中止が相次ぐ花火大会や祭りをデジタルで再現する試みが拡大。仮想現実(VR)用ゴーグルを装着し、自宅に居ながら墓参りができるサービスも登場した。コロナ収束が見通せない中、夏行事の新たな形として定着する可能性がある。

 例年100万人近い見物客でごった返す隅田川花火大会。43年目を迎えた7月11日の開催は中止されたが、会場に近い東京スカイツリーの展望台(地上350メートル)では今月末まで、過去の映像を窓ガラスに映し出す「バーチャル花火」を実施している。悪病退治祈願がルーツとされる隅田川花火が360度広がる光景に来場者の評判は上々といい、広報担当者は「来年は通常通りに開催できれば」と願うばかりだ。

 祭りで町おこしに取り組む「オマツリジャパン」(東京)は15日、徳島「阿波おどり」や群馬「桐生八木節」など八つの祭りにオンラインで参加できるイベントを開く。主催団体と連携し、ウェブ会議システムを通じて踊りを指導するほか、「お祭り気分」の再現にこだわり地場食材や地酒をネット販売。高齢者や子育て世代に加え、「人混みの苦手な人でも楽しめる」というリモート開催の拡大により、「担い手や資金不足に悩む祭りの存続に役立てるかもしれない」(担当者)と期待を寄せる。

 今夏は帰省をあきらめる人が多いが、全国約300社の石材店が加盟する「全国優良石材店の会」(東京)は1日からユニークな「VRお墓参り」のサービスを始めた。各地の加盟店が顧客の指定した墓に出向き、花と線香を供える様子を360度カメラで撮影。映像をゴーグルとともに届ける。料金は2万7500円から。同会は「供養したくてもできない人の思いに応えたい」と話している。

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