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不屈の元大関 照ノ富士が復活、単独トップに

新大関朝乃山との1敗対決を制して、5年ぶりのVへ前進

不屈の元大関 照ノ富士が復活、単独トップに

照ノ富士(右)は朝乃山を寄り切りで破る=31日、東京・両国国技館(時事)

 照ノ富士は、どうだと言わんばかりの表情を見せた。2年半ぶりに戻った幕内の土俵で快進撃を続ける元大関は、新大関朝乃山との1敗対決を制して単独トップに。不屈の闘志があふれる姿に惜しみない拍手が注がれた。

 すぐに右四つで組み合った。左上手を引かれたが、相手がすくい投げにきたところで右肘を張るようにして上手を切った。右からの強引な攻めには体を寄せて対応。最後はかいなを返して堂々と寄り切った。以前手合わせした時に、朝乃山は左手の使い方が甘いと感じており、そこを突いたような取り口だった。

 力負けして自力優勝の芽を摘まれた朝乃山はよほど悔しかったのだろう。珍しく報道陣の取材には応じなかった。

 両膝のけがや内臓疾患から再起。土俵下で見た師匠の伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)は「ここまで来たら無理せず、やれることをやればいい」と温かい目で見守る。

 14日目にも5年ぶりの復活優勝が決まる。「一生懸命やって終わりたい」。幕尻の東前頭17枚目まではい上がってきた実力者の照準が定まった。

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