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iPS細胞から内部空間を持つ尿管芽を作製

京都大で、腎臓の基を培養し大量に再生、分岐を繰り返す

iPS細胞から内部空間を持つ尿管芽を作製

ヒトのiPS細胞から作った尿管芽。培養6日目でたくさんの分岐ができている(京都大iPS細胞研究所長船研究室提供・時事)

 ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、腎臓の一部の基になる胎児期の組織「尿管芽」を大量に作製する方法を開発したと、京都大iPS細胞研究所の研究チームが発表した。論文が29日、米科学誌セル・リポーツの電子版に掲載される。

 尿管芽は分岐を繰り返して成熟し、尿の排せつ路である腎臓内の集合管やぼうこうの一部になる。研究チームは既に、ヒトのiPS細胞から尿管芽のような組織を作製していたが、内部空間がなく、分岐はわずかにとどまっていた。

 今回は、iPS細胞から内部空間を持つ尿管芽を作製することに成功。尿管芽の先端部を細胞一つずつに分離して培養したところ、尿管芽を再生し、分岐を繰り返した。再生した尿管芽を集合管のような構造に変えることもできた。

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