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中村輪夢、自転車BMXの新種目で頂点目指す

東京五輪で初めて採用されるフリースタイル・パークで

中村輪夢、自転車BMXの新種目で頂点目指す

東京五輪で初めて採用される自転車BMXのフリースタイル・パークで金メダル候補の中村輪夢=6月9日、岡山市内(日本自転車競技連盟提供・時事)

 名が体を表す18歳。東京五輪で初めて実施される自転車のBMXフリースタイル・パークで、中村輪夢(ウイングアーク1st)は堂々の金メダル候補だ。昨年はワールドカップシリーズで日本人初の総合優勝。延期された1年後の五輪に向け、「出るからには一番を目指して頑張る」と頂点を見据える。

 BMX(バイシクルモトクロス)は通常より半径の短いタイヤを用いた自転車。2008年北京五輪から採用されたのは、起伏のあるコースで速さを争う種目の「レース」だった。東京で新たに行われる「フリースタイル」のパークは、スノーボードのハーフパイプに似た複数のジャンプ台を使用。空中での回転技、水平姿勢になってハンドルを回すなど多彩な技の出来を競う。「まだ知らない人が多いと思う。みんなが思い浮かべられるような競技にしたい」。中村は五輪を認知度を上げる絶好の機会と捉える。

 元BMX選手で自転車店を経営する父、辰司さんが「輪夢」と名付けた。車輪の外枠部品の「リム」にちなんだが、今となっては五輪で活躍する夢にも通じている。BMXには3歳の頃から乗り始めたといい、競技経験は人一倍だ。

 全日本フリースタイルBMX連盟の出口智嗣理事長は「短期間で技を習得するなど、見るたびに成長している」と期待を寄せ、まだまだ伸びしろがあるとみている。大舞台は1年延期となったが、「今はポジティブに考えている。(自分は)他の選手に比べて若い方。どんどん練習を積んで最高の21年にしたい」(中村)。気持ちを切り替え、金メダル獲得を実現する努力を続ける。

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