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災害から一夜明けて片付けに追われる住民たち

大きな被害の出た熊本県人吉市で再び雨、不安な被災者

災害から一夜明けて片付けに追われる住民たち

浸水した住宅の片付けに追われる人たち=5日午後、熊本県人吉市(時事)

 記録的な豪雨で大きな被害の出た熊本県人吉市では災害から一夜明けた5日、再び強い雨が降る中、住民らが浸水した家屋の片付けや泥のかき出し作業に追われた。市街地では、道路まで押し流された家屋や横倒しになった車が残され、被害の大きさを物語っていた。

 同市下青井町の橋詰義幸さん(71)夫妻は、宮崎県から手伝いに来た親族らとともに、水に漬かった畳を取り外す作業をしていた。4日午前9時ごろには1階の台所部分まで浸水し、2階に避難していたという。「1階にあった家財道具は全部駄目になった」と話した。

 5日も昼ごろから、再び強い雨が降り始めた。橋詰さんは「また川が増水し、浸水するのでは」と言葉少なに不安そうな表情を浮かべた。

 市内にある体育施設「人吉スポーツパレス」に避難中の女性会社員(41)同市温泉町は、自宅を確認しに行った夫からスマートフォンに送られてきた写真を見て「また家に住めるのか」とつぶやいた。自宅の家財道具は泥水でめちゃくちゃになっていた。

 女性は4日朝、近所の人から「ここはもう駄目。離れた方がいい」と声を掛けられた。外を見ると、家の近くにある田畑が冠水し、川のようになっていた。

 着替えの服が不足しているといい、避難生活の終わりが見通せない中、「これからのことはまだ考えられない」と肩を落とした。

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