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4月に再開、「真備で続ける」うどん店が奮闘

西日本豪雨から2年、仮設住宅暮らし今も4000人超

4月に再開、「真備で続ける」うどん店が奮闘

再建した新たな店舗でうどんを仕込む柴田勇樹さん=6月25日、岡山県倉敷市(時事)

 2018年7月の西日本豪雨で大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区。同町箭田でうどん店「さるや」を営む柴田勇樹さん(39)は、浸水で店舗が全壊した。同業者や常連客の励ましで再起を図り、やっとの思いで今年4月に店をオープンさせた。新型コロナウイルスの影響もあり経営は厳しいが、「ここはみんなでつくった店。真備で続けることに意味がある」と前を向く。

 2年前に被災した後、柴田さんは店を畳むことも考えた。機械や設備は浸水で全部使えなくなり、再建には1000万円近くかかる。土地の確保も難しかったが、地元の飲食店仲間や常連客に励まされ「もう一度、頑張ってみようかな」と思い直した。

 自宅の庭にテントを張り、営業を続けながら再開の準備に奔走した。店舗の広さは以前の半分、メニューも25種類から16種類に減らした。宣伝はしなかったが、4月1日のオープン初日には口コミだけで約200人が訪れた。

 だが間もなく、新型コロナの影響で営業時間を2時間短縮。5月の大型連休後から通常営業に戻したが、客足は思うように伸びない。「コロナがこのまま続いたらと思うと、経営は心配」。ただ、柴田さんはインターネット交流サイト(SNS)などを使った宣伝はしていない。「店に足を運んでくれる常連を大切にしたい。真備の人たちに恩返しをしたい」と奮闘を続ける。

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