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「いて座矮小銀河」が銀河系に衝突し星々を形成

ピークは57億・19億・10億年前、欧州研究チームが発表

「いて座矮小銀河」が銀河系に衝突し星々を形成

「いて座矮小銀河」の3回の銀河衝突と星々の形成ピーク(欧州宇宙機関=ESA提供図から・時事)

 銀河系(天の川銀河)を構成する星々がガスやちりから形成されたピークは57億年前以降に3回あり、いずれも近くを周回する小さな銀河の衝突、通過によって促された可能性があることが分かった。スペインのカナリア天体物理研究所などの欧州研究チームが宇宙望遠鏡「ガイア」の観測データに基づき、このほど発表した。

 星々の形成ピークは57億年前と19億年前、10億年前にあり、57億年前のピークは46億年前の太陽系誕生につながったかもしれないという。論文は英科学誌ネイチャー・アストロノミー電子版に掲載される。

 この小さな銀河は「いて座矮小(わいしょう)銀河」と呼ばれる。銀河系に衝突し、すり抜ける際、局所的にガスやちりの密度が高まり、重力でまとまって星々が形成されたと考えられる。矮小銀河側のガスやちりの一部が銀河系側に奪われる効果もあったとみられる。

 研究チームは太陽系から約6500光年以内の星々の明るさや色、距離をガイアの観測データから調べ、形成された時期を推定。矮小銀河が銀河系に繰り返し衝突した過程と併せて解析した。

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