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ギリシャ政府、来月から外国人観光客を受け入れ

日本や中国など29カ国から、国内経済の立て直しを図る

ギリシャ政府、来月から外国人観光客を受け入れ

ライトアップされたパルテノン神殿に見守られながら、夜の散策を楽しむギリシャの人々=17日、アテネ(AFP時事)

 ギリシャ政府は29日、新型コロナウイルス感染対策の入国制限を緩和し、6月15日から日本や中国など29カ国から外国人の観光客受け入れを再開することを決めた。地元紙カティメリニ(電子版)が報じた。

 欧州では2月に感染爆発を起こしたイタリアを皮切りに出入国規制が強められてきた。しかし、ギリシャは欧州では比較的、被害が軽い。夏季休暇シーズンを前に、先陣を切って開放へ大きくかじを切る方針を示してみせた。ただ、新型コロナへの警戒にはEU各国で温度差があり「勇み足」として批判を浴びる可能性もある。

 同紙によると、政府は各国の疫学データ調査を基に29カ国のリストを作成した。入国者には空港で無作為に感染検査が行われる。それ以外の国についても感染リスク調査を行い、7月1日にリストを更新するという。

 ギリシャ保健省によると、29日時点でのギリシャの感染者数は累計約2900人。死者は175人にとどまる。

 一方で、ギリシャの国内経済は観光業への依存度が20%を超える。政府は外国人観光客の受け入れを早期に再開し、経済の立て直しを図りたい考えだ。

 ただ、日本の外務省はギリシャを含む100以上の国・地域の感染症危険情報をレベル3の「渡航中止勧告」に設定している。在ギリシャ日本大使館は「ギリシャとの2国間関係は重要だが、今は新型コロナ対策を最優先に行う」と述べ、政府方針に変更はないと説明した。

 欧州連合(EU)欧州委員会は加盟国に対し、第三国からEUへの入域を6月15日まで原則禁止するよう要請していた。(パリ時事)

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