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JAふくしまが大学生に農園でのバイトを紹介

新型コロナで生活苦の福島大生参加、人手不足の農家歓迎

JAふくしまが大学生に農園でのバイトを紹介

農園でのバイトに参加し、リンゴの実を間引く作業をする福島大1年の金城龍蔵さん=20日午後、福島県伊達市(時事)

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う休業要請でアルバイト収入を失った大学生を支えようと、JAふくしま未来(福島市)が農園でのバイトを紹介する取り組みを始めた。生活が苦しくなった学生と繁忙期の人手不足に悩む農家を結び付けた。

 JAふくしま未来によると、バイトに参加したのは福島大の学生20人で、福島、伊達両市内の農園6カ所で果樹の手入れなどを担当した。大学の最寄り駅から農園までのバス送迎と昼食代の一部をJAが負担し、時給800円のバイト代は各農園が支払う仕組みだ。

 モモやリンゴを育てる福島県伊達市の農園では20日午後、霧雨が降る中、学生4人が実の間引き作業に約4時間携わった。4年生の渡辺倖平さん(21)はバイト先のカフェが休業して収入がなくなったといい、「就職活動に必要な交通費だけでも稼ぎたい」と話した。慣れない農作業も「最初は難しかったが、こつをつかんだら楽しくなった」と笑顔を見せた。

 今春入学した岡山県出身の金城龍蔵さん(20)は、学生寮に入り、生活費や学費の一部をバイトで賄うつもりだった。しかし、「求人はほとんどなかった」といい、貯金を取り崩して生活している。「今回のバイトはとても助かる」と話し、6月下旬まで週2回ほど働くつもりだ。

 農家は繁忙期の人手不足が恒常化し、働き手の高齢化も進んでいる。学生を受け入れた農園の鈴木聡さん(59)は「体力のある学生はとても頼もしい」と歓迎した。

 今回の取り組みは6月下旬までの予定だが、JAふくしま未来はバイト先に農業を選ぶ学生が増えることも期待している。

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