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「トロヤ群」小惑星に彗星のような「尾」がある

木星の近く、米ハワイ大が運用するATLAS望遠鏡で発見

「トロヤ群」小惑星に彗星のような「尾」がある

木星近くに多数分布する「トロヤ群」小惑星の一つに彗星(すいせい)のような尾があることが分かった(円内、2019年6月撮影)(ラスクンブレス天文台グローバル望遠鏡ネットワークなど提供・時事)

 木星が太陽の周りを回る公転軌道で、木星に前後して多数分布する「トロヤ群」と呼ばれる小惑星の一つに、彗星(すいせい)のような「尾」があることが分かった。米ハワイ大学天文学研究所がこのほど発表した。当初は小惑星とされた後、彗星のようなガスやちりの尾が観測される例が増えており、木星のトロヤ群では初めての例だという。

 この小惑星は昨年6月、ハワイ大が運用する「小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS)」の望遠鏡で発見され、「2019 LD2」と名付けられた。同月中に別の望遠鏡で尾が確認され、今年4月の観測でも尾があった。

 観測チームによると、小惑星の地下に氷があり、地滑りか別の小惑星との衝突によって露出し、水蒸気などが放出された可能性が考えられる。あるいは、表面に氷がある小天体が、木星より遠く冷たい所から移動してきたかもしれないという。

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