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払えなかった新型コロナ感染リスクの壁

球児救済の代替大会を望む声、各地の高野連に任せる

払えなかった新型コロナ感染リスクの壁

大会の中止を伝えられ、タオルで顔を覆いグラウンドを出る明豊の選手(中央)=20日、大分県別府市(時事)

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、オンライン形式で行われたこの日の日本高校野球連盟の会見。大会中止を発表した八田英二会長は「球児の健康と安全は最優先課題。それが担保されている情勢になかった」と言葉を絞り出した。

 春の選抜大会同様、選手の感染リスクという壁が立ちふさがった。日本高野連は無観客試合、組み合わせ抽選会や開会式の取りやめなどさまざまな感染防止策を検討。それでも代表校の移動や期間中の宿泊による感染と拡散の可能性を完全には否定できない。

 今月14日には39県で緊急事態宣言が解除された。全国の感染者数は減少傾向にあるが、八田会長は「第2波、第3波は必ず来る」。大会中に万が一にも感染者が出たら、主催者への批判は避けられない。完全な終息の見通しなくしてゴーサインは出せなかった。

 「第102回選手権大会」としての地方大会も中止。その一方で、球児を救済するための代替大会については「各都道府県高野連の自主性に任せる」(八田会長)と開催を容認した。3年生部員に集大成の舞台を、という声はあるが、開催によるリスクは全国選手権とそう変わらない。難しい決断は、各地の高野連に委ねられることになった。

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