渡り鳥「コチドリ」、内陸部の水田が補給基地
信州大が移動経路を調査、経由地や越冬地では水田で過す
海外で越冬し春に日本で繁殖する渡り鳥「コチドリ」が、越冬の際に内陸部の水田で餌を探していることが、信州大などの研究グループの調査で分かった。論文は9日までに、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。
コチドリは日本の広い範囲で見られる渡り鳥で、越冬地から春に戻り、川べりの砂利に巣を作って繁殖。秋に再び国外に旅立つ。
研究グループは2017年、長野県の千曲川沿いで19羽のコチドリを捕獲。全地球測位システム(GPS)で位置を記録する装置を装着して放し、18年に戻ってきた6羽から装置を回収して飛行経路を調べた。
その結果、秋に日本を飛び立ったコチドリは、中国沿岸部や台湾を経由し、フィリピンのルソン島やミンダナオ島まで移動。飛行距離は3000~4000キロに上った。
繁殖時は川べりで過ごすコチドリだが、経由地や越冬地では、多くの時間を水田で過ごしていた。台湾やフィリピンでは年に数回稲作が行われており、湿地のような環境が長く保たれ、餌となる昆虫が得やすかったと考えられる。
信州大の笠原里恵助教は「コチドリの将来的な減少リスクを低減するには、繁殖地だけでなく、越冬地の田んぼの維持にも取り組む必要がある」と指摘した。
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