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「子どもを守ろう」事故現場で安全運転呼び掛け

大津園児死傷事故から1年、滋賀県警と県職員が啓発活動

「子どもを守ろう」事故現場で安全運転呼び掛け

保育園児ら16人が死傷した事故から1年となり、現場の交差点近くで献花する女性=8日午前、大津市(時事)

 大津市の交差点で保育園児ら16人が死傷した事故は8日、1年となった。滋賀県警や県は事故発生時刻に合わせ、事故現場を通行する車に安全運転を呼び掛ける啓発活動を行った。

 警察官や県職員が現場近くで「子どもを守ろう」と記載したプレートを掲げ、通行する車両のドライバーに子供に配慮した交通ルールの順守を呼び掛けた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、チラシやティッシュの配布は取りやめ、参加者は10メートル間隔で並んだ。

 献花した大津署の野崎秀喜署長は「防護柵の設置や散歩ルートの見直しにも取り組み、交通事故ゼロを目指したい」と述べた。通り掛かった無職男性(71)は「散歩している園児を見掛けたことがあり、本当に悲しい。車を運転する際にはルールを守ってほしい」と話した。

 事故は昨年5月8日午前10時15分ごろ発生。交差点を右折した普通乗用車と直進していた軽乗用車が衝突し、その弾みで軽乗用車が信号待ちをしていた保育園児らの列に突っ込んだ。園児2人が死亡し、園児と保育士計14人が重軽傷を負った。

 右折車を運転していた女(53)が自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)罪などに問われ、禁錮4年6月の判決が確定。事故が起きた交差点には防護柵が設置されたほか、大津市内の保育園や幼稚園の周辺では、ドライバーに注意を促す「キッズゾーン」の整備が進んでいる。

 事故に遭った園児が通っていた保育園の運営法人は「ドライバーには悲しい事故を二度と起こさないため、細心の注意を払って安全運転に努めてほしい」とコメントを出した。

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