J1札幌に一筋の光、経営苦境に選手が結束
プロ契約28選手から総額1億円弱の報酬一部返納を申し出
新型コロナウイルスの感染拡大でリーグ戦が中断する中、J1札幌のプロ契約の全28選手が5日、総額1億円弱の報酬一部返納を申し出た。苦しい経営が待ち受けるクラブにとって、暗闇に一筋の光が差す行動になった。
札幌は今季予算で約40億円の売り上げを見込んでいた。ただ、リーグ戦が再開しても、感染防止対策で観客数が半分以下に制限されることや、感染リスクの高い高齢者が多い会場ボランティアに代わるスタッフの人件費などで、5億円余りの損失を見込む。野々村芳和社長は「今年に関しては何とか乗り切れたとしても来年以降は相当大変になると思う」と悲壮感を口にする。
そんな中、選手たちは勝利給や順位給などを想定した報酬の返納という結論を出した。「一人一人家族もいるから、感情だけで動くことはできなかった」と宮沢主将。時間をかけて全選手の同意を得た。ベテランの菅野も「悪いときもみんなで分かち合うのが当たり前。口だけでなく行動に移せたことは、すごくよかったかなと思う」と決断の意義を語った。
野々村社長は今後の経営状況を見据えて申し出を受け入れるかどうか決めるが、「今回の彼らの動きは『選手とクラブが一緒になって乗り越えていこう』という、勇気をくれる提案だった」。その上で、「コロナ以前の体制に戻す、それ以上のもっといいクラブ、チームになるようにやっていかないといけない」。苦境の先に、さらにたくましくなったクラブを思い描いている。
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