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都教委、新型コロナ感染拡大で臨時休校を延長

「学ぶ権利が奪われる」、保護者らが学力低下を懸念

都教委、新型コロナ感染拡大で臨時休校を延長

商店街を歩く母(右)と小学生の娘=2日午後、東京都大田区(時事)

 入学式や始業式の時期が近づく中、新型コロナウイルスの感染拡大で臨時休校の延長を余儀なくされるケースが出始めた。「学ぶ権利が奪われる」。学力の低下も懸念され、保護者や教育関係者らは頭を悩ませている。

 東京都教育委員会は1日、都立高校などを対象に臨時休校を5月6日まで延長すると決めた。市区町村の公立小中学校などは対象外だが、都教委は各地の教委にも協力を求める方針だという。

 文部科学省は感染者が急増している地域では改めて一斉休校を検討するよう求める通知を出した。多くの学校では3月の大半が休みとなっているため、延長された場合の影響は大きい。

 東京都江東区の公園で2日午後、小学生の息子2人と一緒に遊んでいた建築士の男性(34)は「さらに休校が長引けば、子供たちの学ぶ権利も奪われるのではないか」と指摘。「塾に行っている子はまだいいが、うちは通わせておらず格差が生じないか心配だ」と不安を漏らした。

 4人の子供を抱える墨田区のシングルマザー(36)も休校が延長された場合、「勉強の遅れに不安を感じる」と話す。一方、世田谷区の会社員女性(43)は中学3年の息子や小学4年の娘の感染を心配し、友人と遊ぶことも認めていないという。

 大阪市旭区の市立中学校教頭も「どうなるか不安」と先行きを懸念する。予定していた3年生の修学旅行は延期が決まった。3月に終えられなかった小学6年の授業内容を中学で一部扱うことになったが、臨時休校の期間次第では追加の対応を迫られそうだ。

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