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台湾がマスク外交、海外に1000万枚を寄贈

蔡総統が記者会見、欧米などの医療従事者向けに人道支援

台湾がマスク外交、海外に1000万枚を寄贈

1日、台北で、新型コロナウイルスの感染が深刻な国へのマスク寄贈について発表する台湾の蔡英文総統(時事)

 台湾の蔡英文総統は1日、記者会見し、人道支援の一環として、新型コロナウイルスの感染が深刻な欧米など友好国の医療従事者向けにマスク計1000万枚を寄贈すると発表した。増産により台湾内で必要な量を確保しているほか、感染拡大も効果的に抑制しており、蔡氏は「今こそ国際社会に支援の手を差し伸べる時だ」と強調した。

 台湾は、「一つの中国」原則を主張する中国の圧力で、世界保健機関(WHO)から排除されている。マスク外交により、国際社会における台湾の存在感を内外に示し、台湾が目指すWHOへのオブザーバー参加など国際活動の拡大に向け、各国の支援を仰ぎたい考えだ。

 マスクは、米国に200万枚、イタリアやスペイン、フランスなど欧州11カ国に700万枚、外交関係のある友好国に100万枚をそれぞれ無償提供する。米国には今でも毎週10万枚を供与しているが、感染者が急増している実態を踏まえ、別途支給する。今後の情勢を鑑み、第2弾の国際支援も検討している。

 台湾はマスクに加え、新型コロナ治療に有望との指摘がある抗マラリア薬「クロロキン」についても、増産の上、必要な国に供与する計画だ。

 新型コロナの感染拡大を受け、台湾はマスク増産を政府主導で進めた結果、1日当たりの生産能力は1300万枚と、今年1月時点の188万枚から約7倍に高まった。近く1500万枚に引き上げられる見通しだ。(台北時事)

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