«
»

米軍病院船「コンフォート」、ニューヨークに出港

ノーフォーク海軍基地から、新型コロナ「最前線」で支援

米軍病院船「コンフォート」、ニューヨークに出港

28日、米南部バージニア州のノーフォーク海軍基地で、病院船「コンフォート」出港を前に演説するトランプ大統領(左)とエスパー国防長官(AFP時事)

 米海軍の病院船「コンフォート」が28日、新型コロナウイルス感染者が爆発的に増加するニューヨークに向け、バージニア州のノーフォーク海軍基地を出港した。30日にニューヨークに到着。31日から新型コロナ感染者以外の患者を受け入れ、ニューヨーク市内の病院で深刻化する病床不足を緩和する。

 コンフォートの出港を見送るために同基地を訪れたトランプ大統領は「この偉大な船はニューヨーク市民に向けた希望と団結のメッセージだ。われわれは共に戦っている」と強調。「(新型コロナという)見えない敵との戦争の最前線に向かう献身的な軍人たちに心から感謝する」と述べた。

 コンフォートは米海軍が保有する病院船2隻のうち1隻。1976年に石油タンカーとして建造され、87年に海軍に引き渡された後に改修された。全長約270メートルの巨大な船体に病床1000床と手術室12室を持つ「浮かぶ病院」として、戦地や災害被災地で傷病軍人や民間人の治療を行ってきた。(ワシントン時事)

◆   ◇   ◆

アマースバック艦長「必要とされる限り何カ月でも」

米軍病院船「コンフォート」、ニューヨークに出港

米海軍病院船「コンフォート」のアマースバック艦長(米軍提供・時事)

 新型コロナウイルスの感染拡大が続くニューヨークに向けてバージニア州を出港した米海軍病院船「コンフォート」のアマースバック艦長は28日、洋上から時事通信の電話インタビューに応じ、「必要とされる限り(何カ月でも)ニューヨークで支援を続ける」と決意を語った。同船がニューヨークに派遣されるのは、2001年の同時テロ以降初めて。

 アマースバック艦長はニューヨーク州の感染者数が5万2000人を超えたことに関し、「われわれは国を挙げて新型コロナの流行と戦っており、到着後に試練が待ち受けていることは承知している」と述べた。その上で「全ての病床と物資、専門知識を駆使し、最高の医療を提供する」と強調した。

 病院船は戦地での傷病軍人の治療や人道支援、災害救援を行う。だが、今回は新型コロナ感染患者以外のけが人や病人の受け入れが任務。「外科手術が必要な患者より内科患者が多いと予想されるため、その需要に合わせた医療スタッフを招集した」

 コンフォートはニューヨーク州医療当局や連邦緊急事態管理庁(FEMA)などと連携し、ニューヨーク到着後24時間以内に患者の受け入れを開始する。アマースバック艦長はコンフォートの定期メンテナンスを予定より早く終わらせ、出港準備を整えた造船所作業員に謝意を示した上で、「国家非常時に家族を残して支援に向かう乗組員やスタッフの献身に本当に感謝している」と締めくくった。(ワシントン時事)

1

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。