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柔道GSで優勝、笑顔の阿部一二三と詩の兄妹

柔道GSで優勝、笑顔の阿部一二三と詩の兄妹

柔道のグランドスラム・デュッセルドルフ大会を制し、笑顔で撮影に応じる男子66キロ級の阿部一二三(右)と女子52キロ級の阿部詩=21日、ドイツ・デュッセルドルフ(EPA時事)

 柔道のグランドスラム(GS)デュッセルドルフ大会第1日は21日、ドイツのデュッセルドルフで男女計5階級が行われ、男子66キロ級で2018年まで世界選手権2連覇の阿部一二三(日体大)は決勝でバジャ・マルグベラシビリ(ジョージア)に一本勝ちして優勝した。同60キロ級は17、18年世界王者の高藤直寿(パーク24)が制した。

 女子52キロ級は世界選手権連覇の阿部詩(日体大)が決勝で世界ランキング1位のアマンディーヌ・ブシャール(フランス)を破り優勝。(デュッセルドルフ〈ドイツ〉時事)


重圧乗り越えた阿部一二三、逆転五輪切符へ望みをつなぐ

柔道GSで優勝、笑顔の阿部兄妹、一二三と詩

男子66キロ級決勝、ジョージア選手を攻める阿部一二三(上)=21日、ドイツ・デュッセルドルフ(EPA時事)

 苦しみながら、6試合を勝ち切った。男子66キロ級の東京五輪代表争いで2番手の阿部一二三にとって、負けられない大会だった。「プレッシャーや緊張感はすごくあった。意味のある優勝」。逆転での代表入りへ望みをつないだ。

 慎重になり過ぎて指導を受ける試合が目立ち、左手の親指を痛めるアクシデントもあった。準決勝は、帯より下をつかんだことによる指導が重なり、指導もう一つで反則負けという窮地を脱した。

 「自分らしい柔道を全開で出そう」と言い聞かせて臨んだ決勝。マルグベラシビリの足技や捨て身技をこらえて先に技ありを奪うと、残り約40秒、大腰で沈めて一本勝ち。最後は阿部一二三らしく豪快に決めた。

 昨夏の世界選手権を制し、五輪代表レースをリードする丸山城志郎は、左膝のけがで今大会を欠場。日本男子の井上康生監督はこの日の結果を受け「並んだような状況」と言った。五輪切符をめぐる新旧世界王者のハイレベルな争いは、最終選考会となる4月の全日本選抜体重別選手権で決着する。(デュッセルドルフ時事)

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攻める阿部詩、雪辱を果たし五輪代表の座を確実に

柔道GSで優勝、笑顔の阿部兄妹、一二三と詩

女子52キロ級決勝、アマンディーヌ・ブシャールを攻める阿部詩(上)=21日、ドイツ・デュッセルドルフ(EPA時事)

 19歳の阿部詩が、女子52キロ級で東京五輪代表の座を確実にした。「うれしいというより、ほっとしている。(代表に)決まったらさらに気を引き締めて、五輪で優勝することに向かって努力したい」と、晴れ晴れとした表情で語った。

 決勝では、昨年11月のGS大阪大会決勝で敗れたブシャールに雪辱。シニアの国際大会で初めて屈した海外選手という因縁の相手だった。そのときの反省も生かし、組み手争いで妥協せず前に出続け、延長の末に指導三つの反則負けに追い込んだ。「焦らず自分の柔道ができた」。さらなる成長を示した世界女王は、五輪金メダルへ突き進む。(デュッセルドルフ時事)

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