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「東京で金」へ、前田穂南が女子30キロで日本新

青梅マラソンで、偉大な先輩「野口みずき」ターゲットに

「東京で金」へ、前田穂南が女子30キロで日本新

女子30キロを日本新記録で制し、花束を手に笑顔を見せる前田穂南=16日、東京都青梅市(時事)

 前田のターゲットは「野口みずき」だった。女子マラソン界の偉大な先輩はアテネ五輪イヤーの2004年2月、同じ青梅路で当時日本最高の1時間39分9秒をマークし、夏の五輪金メダルにつなげた。だから、「1時間39分切りを目標にしていた」。見事に有言実行。しかも野口が05年にベルリンで出した日本記録(30キロ通過地点)までも塗り替え、天満屋の武冨豊監督は「100点満点ですね」とたたえた。

 起伏のあるコースの前半は上り坂が続く。「きつかったけど、男子選手に引っ張ってもらった」。折り返し後の20キロすぎに急な上りがあり、武冨監督は「あそこをクリアしたので(日本新まで)いくかな」と確信した。同監督によると、1月中旬に右くるぶし付近を痛めて1週間ほど様子を見た。「(良い意味で)力が抜けてきた。好タイムが出るのではと思った」

 かつて野口がたどった道を、なぞるような快走。前田は自信に満ちた表情で「同じ流れなので、いいモチベーションになった。金メダルに向けて頑張りたい」と言い切る。多くの五輪ランナーを育てた武冨監督は「狙っていく、挑戦していく姿勢が彼女の持ち味」と目を細めた。

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