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野村克則氏「今は母といるんじゃないかな」

連絡受け楽天キャンプ地の沖縄から帰京、偉大な父に感謝

野村克則氏「今は母といるんじゃないかな」

野村克也さんの自宅前で取材に応じる息子で楽天コーチの野村克則氏=11日、東京都世田谷区(時事)

 11日に死去した野村克也さんの息子、克則氏(46)はこの日、1軍作戦コーチを務める楽天のキャンプ地、沖縄から早朝発の便で空路、東京へ戻った。午後1時前に野村さんの自宅前で報道陣に対応し、突然の別れに「急過ぎて実感がない。受け入れられない」と何度も目を拭った。

 克則氏が連絡を受けたのは午前2時すぎ。「住み込みの方が気付いた。意識のない状態だった」と振り返る。その後、搬送された病院で死亡が確認されたという。

 1996年、父が指揮するヤクルトに入団。選手やコーチの立場で、名将の父とともにプロの道を歩んだ。キャンプ前の1月に会った際には、1軍コーチとなったことに「厳しい戦いになるぞ。頑張れ」と励まされたという。その時の元気な姿を思い浮かべ、「偉大な存在で、その息子だったことは誇り。ここまで成長できたのは父のおかげ」と感謝した。

 野村さんは自宅で、先立たれた沙知代夫人の写真に囲まれて生活していたという。「自分には、ごく普通の父と母。本当にいい夫婦だった」と克則氏。「今はもう二人でいるんじゃないかな」と故人をしのんだ。

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ファンから惜しむ声「夫婦で安らかに過ごしてほしい」

野村克則氏「今は母といるんじゃないかな」

著書の刊行でインタビューを受け、妻の沙知代さん(右)と写真に納まる野村克也さん=2011年1月23日、東京都内(時事)

 プロ野球選手として活躍し、ヤクルトなどで監督を務めた野村克也さんが11日に死去し、ファンからも惜しむ声が相次いだ。

 東京・銀座で弁当屋を営む猪飼信夫さん(67)は、古くからのプロ野球ファン。インターネットのニュースで訃報を知り、「惜しい人を亡くした。よくテレビで『私は日陰者』と言っていたが、三冠王など実績は華々しい。古田(敦也)さんら、いろんな人も育てた」と功績をたたえた。

 阪神ファンだという会社員の有田雄一郎さん(31)は、1999~2001年にチームを率いたことについて、「監督として、今の阪神の基礎をつくってくれた。驚いたし、悲しい」。先立った沙知代夫人との夫婦愛にも触れ、「一緒に天国で安らかに過ごしてほしい」と願っていた。

 買い物で銀座を訪れた会社員の石毛貴子さん(43)は昨年、都内のホテルで野村さんを見かけ、「従業員とじゃれ合うように接していた。親しみやすい人と感じた」と振り返る。テレビでぼやく姿に「頭の回転が速い人という印象だった。残念です」と人柄をしのんだ。

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