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ロシア通商代表部の外交官が出頭に応じず出国

ソフトバンク機密漏洩で、警視庁は教唆容疑で書類送検へ

ロシア通商代表部の外交官が出頭に応じず出国

モスクワへ向けて出国する在日ロシア通商代表部の外交官とみられる男(中央)=10日、成田空港(時事)

 ソフトバンク元社員による営業秘密不正取得事件で、元社員を唆した疑いが持たれている在日ロシア通商代表部の外交官が10日、警視庁公安部の出頭要請に応じないまま成田空港から出国した。公安部は近く、不正競争防止法違反の教唆容疑で外交官を書類送検する。

 外交官は通商代表部のアントン・カリーニン副代表。旧ソ連国家保安委員会(KGB)分割で設立された情報機関「ロシア対外情報庁」(SVR)所属とみられ、2017年2月に赴任した。

 捜査関係者によると、同副代表は昨年2月18日、ソフトバンクのモバイルIT推進本部統括部長だった荒木豊容疑者(48)同法違反容疑で逮捕を唆し、同社サーバーから電話基地局の設置場所などに関する社外秘文書を不正に取得させた疑いが持たれている。

 荒木容疑者は公安部の調べに「面会日が数日後に迫っていたので取得し、渡した見返りに数万円受け取った。翌3月も別の社外秘の報告書を持ち出した」と供述している。

 同容疑者は「(東京都港区にある)会社の近くで声を掛けられ知り合った。名前や肩書、連絡先などは教えてもらえず、会うたびに次の面会日を指定された」とも説明。「最初は公開情報を求められ、現金をもらった。社外秘を要求され、スパイかもしれないと思ったが、小遣いが欲しかった」と話している。20回ほど面会し、数十万円を得たとみられる。

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