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新元号を反映、今年の漢字に「令」が選ばれる

京都・清水寺の森清範貫主が揮毫、2位「新」3位「和」

新元号を反映、今年の漢字に「令」が選ばれる

新しい時代への希望が込められた1字を、清水寺の森清範貫主が揮毫(きごう)した=12日、京都市東山区(時事)

 漢字1文字で今年の世相を表す「今年の漢字」に「令」が選ばれ、京都市東山区の清水寺で12日、森清範貫主が揮毫(きごう)した。新元号が令和に決まり新たな時代の希望を感じさせたことや、「令」の持つ「良い・立派な」などの意味、書き方にも注目が集まったことを反映した。

 発表は今年で25回目。毎年、日本漢字能力検定協会(同市)が1文字を全国から募集し、票数の最も多かった漢字が選ばれる。

 今年は21万6325票の応募があり、「令」は最多の3万427票を獲得。2位は新元号やスポーツ界での新記録樹立、キャッシュレス決済といった新たな制度導入を表す「新」が選ばれた。3位には「令和」やラグビー日本代表のスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」、ローマ教皇が来日し平和への思いを込めたことなどを象徴する「和」が入った。

 森貫主は「お互いが敬い合い、尊び合い、尊敬し合うことが『令』という字に込められていると思う」と話した。

 揮毫された漢字は21日まで清水寺で一般公開され、22日からは漢字ミュージアム(同市)に展示される。

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安倍首相は今年の漢字に「始」、山口公明代表「軽」

 安倍晋三首相は12日、今年の漢字に「令」が選ばれたことについて、首相官邸で記者団に「今年は歴史的な皇位継承が行われ、新たな令和の時代が始まった。今年を表すにふさわしい1字だ」と歓迎。首相自身は、働き方改革や幼児教育無償化などがスタートした年との意味を込め、「始」を選んだ。

 公明党の山口那津男代表は、消費税増税に合わせて同党が主導して導入された軽減税率の「軽」を挙げた。「レシートに軽減税率対象の商品は『軽』という漢字が表示されることが日常的になっている」と語った。

 菅義偉官房長官は、令和の「令」が選ばれたことについて「なるほどなと思っている」と感想を語った。「桜を見る会」をめぐる問題で連日追及されてきた菅氏だが、「桜という漢字はどうか」と問われ、「見たくも聞きたくもない」と苦笑した。

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