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中村哲医師は「人間性の象徴」、各地で追悼

「犯人を裁判に」、カブールの集会に100人以上が集まる

中村哲医師は「人間性の象徴」、各地で追悼

「中村先生、アフガンは真の息子、真の英雄を失った」と書かれた横断幕を掲げ、中村哲医師を追悼する人々=5日、カブール(AFP時事)

中村哲医師は「人間性の象徴」、各地で追悼

ろうそくをともし、中村哲医師を追悼するアフガン市民ら=5日、カブール(EPA時事)

 アフガニスタン各地で5日、東部ジャララバード近郊で襲撃され命を奪われたNGO「ペシャワール会」(福岡市)現地代表、中村哲医師を追悼する集まりが催された。ろうそくをともすカブールの集会を企画した一人、ヘクマト氏は「中村先生は人間性の象徴だった」とその死を惜しんだ。

 集会には100人以上が集まり、ろうそくの傍らには「真の英雄だった」と書かれていた。

 ヘクマト氏は「子供を助けるため先生はここに来てくれた。何年もアフガン人のために尽くしてくれた。持続可能な暮らしをもたらしてくれた」と足跡を振り返った。

 追悼の集まりは、事件現場となった東部ナンガルハル州や、カブール北方のパルワン州でも開かれた。

 一方、待ち伏せされた上での計画的な殺害が疑われ、アフガン政府の治安対策には厳しい視線が注がれている。カブールの集会には「速やかに犯行集団を裁きの場へ連れてくるよう政府に求める」と書かれた横断幕もあった。

 政府は最近、ナンガルハル州から過激派組織「イスラム国」(IS)を一掃したと誇示していたが、今回の事件で武装集団は引き続き自由に活動している実態を突き付けられた。犯行集団を追跡できるのか、政府を見守る住民の感情には悲しみと憤りが入り交じっている。(カブールAFP時事)

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