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ダライ・ラマ、後継問題の議論は「急がず」

チベット亡命政府のあるインド北部ダラムサラで演説

ダライ・ラマ、後継問題の議論は「急がず」

チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世=9月13日、インド北部ダラムサラ近郊(AFP時事)

 チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(84)は29日、チベット亡命政府のあるインド北部ダラムサラで演説した。亡命政府によると、自らの後継者問題について「急いで話し合う問題なのか」と述べ、議論を急ぐ考えはないと表明した。高齢のダライ・ラマを心配する声に対しては「私は心身共に健康だ」と懸念払拭(ふっしょく)に努めた。

 ダライ・ラマの後継者は、死去後に生まれ変わりとされる子供を探す「輪廻(りんね)転生制度」で選ばれてきた。一方、中国政府がチベット支配の強化に利用するため、独自の後継者を擁立する可能性があるとして、亡命チベット人らは警戒を強めている。

 ダライ・ラマは2011年の声明で「私が90歳ぐらいになった時、高僧や一般のチベット人の意見を聴く」と表明した。一方、ダライ・ラマは今年4月には肺の感染症で入院。健康を不安視する声も出ていた。

 世界24カ国・地域の亡命チベット人の代表らによる特別会議は10月、後継選びへの中国政府の関与を拒絶すると宣言。今月27日に開催された高僧会議も、輪廻転生制度を将来にわたって維持すると決議した。(ニューデリー時事)

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