«
»

国防の最先端技術、日本から世界へ!初の防衛装備見本市

 ついにわが国が武器を世界に売り出す。18日から20日まで幕張メッセで国内初の防衛装備品の総合見本市「DSEI JAPAN」が開かれた。

16式機動戦闘車は8つのタイヤを駆使して時速約100㌔で自走することが可能だ

16式機動戦闘車は8つのタイヤを駆使して時速約100㌔で自走することが可能だ

 川崎重工業や三菱重工業など約60社が出展。防衛装備庁もブースを構え、陸上自衛隊が運用する16式機動戦闘車や、10式戦車などを展示。海外からはBAEシステムズ(英)やロッキード・マーチン(米)など約100団体も参加した。

 「兵器」は侵略や殺戮に使われるだけではない。国を守るための力であり「防衛装備品」だ。例えば、16式機動戦闘車は、従来のキャタピラ型の戦車と違い、8つのタイヤを駆使して時速約100㌔で自走することが可能なため、敵が上陸に成功した場合でも、素早く現場に向かい撃退することができる。つまり「16式機動戦闘車がいるから上陸作戦は困難になるだろう」と敵に思わせることができるということだ。これが抑止力だ。

 戦争放棄を宣言した平和憲法の下で「戦争をしたくないから武器は必要ない」と思いがちだが、「守るためには一定の防衛力は必要」であり、「武装しているからこそ抑止になる」という点を無視してはならない。

 政府は2014年4月に防衛装備移転3原則を策定。防衛装備品(武器や武器技術)の輸出について、「平和貢献・国際協力」や、「日本の安全保障」に資する場合に限り、相手国の厳格な管理などを条件に認めている。日本の高度な技術が平和に貢献し、国際協力に資するわけだ。

 会場の外では、JR海浜幕張駅周辺に集まった集団が「死の商人は日本にいらない」と抗議の声をあげていた。

 今回の見本市は「防衛」について考え直すきっかけを投げかけた。

(川瀬裕也)

4

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。