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大舞台の経験血肉に、アマの金谷拓実が初優勝

VISA太平洋ゴルフで、勝ち気にイーグル締める

大舞台の経験血肉に、アマの金谷拓実が初優勝

初優勝し、トロフィーを掲げるアマチュアの金谷拓実=17日、静岡・太平洋クラブ御殿場(時事)

大舞台の経験血肉に、アマの金谷拓実が初優勝

初優勝し、笑顔で歓声に応える金谷拓実=17日、静岡・太平洋クラブ御殿場(時事)

 金谷の集中力が最高潮に達した。パー5の18番グリーン。この時点でノリスと首位に並んでいた。2オンに成功し、カップまで7メートル。ノリスは1メートルのバーディーパットを残す。金谷は2パットでもバーディーだが、勝負に出た。「入れることだけを考え、しっかりと強めに打った」。上りのスライスラインに乗ってイーグルが決まった。

 全身で喜びを爆発させ、「長く苦しい一日。でも楽しかった」。1打差の首位で出て、ノリスに首位を譲りながらも食らい付いた。今春のマスターズ・トーナメントで予選落ちのピンチから土壇場のバーディーで決勝ラウンドへ。そこで実感したのは「最後まで諦めない。ベストを尽くす」。

 シンプルな信念も大舞台での経験を経て血肉となり、バーディーを奪い合った15、16番などノリスとの一騎打ちで生きた。今大会の前、不調で大学の団体戦メンバーから外れた。アマチュア界のエースにとって初めての屈辱。教え子の負けん気を知る東北福祉大の阿部靖彦監督は、18番を見て「あのイーグルこそ、今の金谷。悔しさを踏み台に、ガッツが身に付いてきた」と目を細めた。

 大先輩、松山英樹以来のアマ優勝。プロ宣言は「いろいろな人と相談してから。大学もあるし」と、少し先送りするが、視線の先には既に、欧州ツアーや米ツアーがある。

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