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EU離脱を風刺したバンクシー作品、白塗りに

港町ドーバーの建物の壁に描かれた作品、17年5月に公開

EU離脱を風刺したバンクシー作品、白塗りに

職人が欧州連合(EU)の旗から星を削り落とそうとする様子を描いたバンクシーの壁画=1月7日、英南部ドーバー(AFP時事)

EU離脱を風刺したバンクシー作品、白塗りに

バンクシーの壁画が白く塗りつぶされた様子を伝える地元メディア(バンクシーの公式インスタグラムより)

 正体不明の路上芸術家バンクシーが英国の欧州連合(EU)離脱を風刺した作品の一つが、白く塗りつぶされた。バンクシーは12日、自らのインスタグラムで「気にしないで」とこれを容認する考えを示した。

 塗りつぶされたのは英仏海峡に面した英南部の港町ドーバーの建物の壁に描かれた作品。EU旗の円環状の星の一つを職人がハンマーで削り落とそうとするもので、2017年5月に公開された。EU離脱を風刺したバンクシーの代表作だったが、最近になって何らかの理由で壁画の上から白いペンキが塗られた。

 バンクシーは12日に「もともとEU離脱の日には別の作品に塗り替えようと思っていた」と説明し、塗り替える予定だった新作を公表。その上で、「塗りつぶされてしまったようだ。気にしないで。白い大きな旗も同じ意味だと思う」と皮肉っぽく投稿した。

 「幻」の新作は、元の作品とは逆に、職人がハンマーでEU旗を粉々にしてしまっても、一つの星だけはまだ削り落とせずにいるという内容。欧州統合を目指すEUの価値観を否定しつつ、いつまでも離脱しないままの英国を批判したものとみられる。(ロンドン時事)

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