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20年東京五輪で、青空に5色の五輪を再現へ

ブルーインパルスが松島基地で「カラースモーク」試験

20年東京五輪で、青空に5色の五輪を再現へ

ブルーインパルス使用機のエンジン排気口と、スモークのためのオイルを噴出するノズル=3月、宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地

20年東京五輪で、青空に5色の五輪を再現へ

格納庫前に並ぶブルーインパルス=3月、宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地

20年東京五輪で、青空に5色の五輪を再現へ

東京五輪の開会式で、航空自衛隊のブルーインパルスが空に描いた五輪マーク=1964年10月10日、東京・国立競技場(時事)

 2020年東京五輪での飛行が検討されている航空自衛隊の曲技飛行チーム、ブルーインパルスが、使用を中止している「カラースモーク」の試験を行うことが、防衛省への取材で分かった。

 ブルーインパルスは1964年の東京五輪開会式で、青空に5色のスモークで五輪マークを描いたことで知られる。天候などの条件がそろえば今月中にも、所属する松島基地(宮城県)で実際の機体を使って試験する方針。

 カラースモークの使用は地上に影響が出たことで99年から中止されているが、空自は20年大会に向け改良を続けてきた。来年7月の開会式は夜に開かれるため飛行は行われないが、開会式前や聖火の到着式典などで、大空の五輪が56年ぶりに再現される可能性がある。

 カラースモークは、機体のエンジン排気口に付けたノズルから粉末の染料を混ぜたオイルを噴射し、熱で気化させることで煙を出す仕組み。

 防衛省によると、カラースモークを使った初飛行は61年。その後、五輪など多くの曲技飛行で使用されたが、98年に千歳基地(北海道)などの航空祭で高度100メートルの低空飛行をした際、周辺の車両に青や赤の斑点状の染みが付着したため、翌年から使用をやめていた。

 空自は、20年大会の開催が決まった13年から研究を進め、染料の粒子を従来の半分の25マイクロメートル以下に改良した。高度1500メートルで飛行する場合、染料は大気中に拡散され、地表に下りても視認できなくなる。

 環境や人体に対する安全性も既に確認している。松島基地での機体を使った実験では、スモークの見え方や拡散状況を検証する。

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