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五輪へ向け道路標識を外国人にも分かりやすく

国交省は英語表記を全国で統一、インバウンド増加に備え

五輪へ向け道路標識を外国人にも分かりやすく

「お台場海浜公園」の英語表記を改善した後の標識(写真上)と改善前の標識(同下)(国土交通省提供)

 国土交通省は、2020年東京五輪・パラリンピックを1年後に控え、道路標識の英語表記を全国で統一する。原則として、観光パンフレットや国土地理院作成の地図などと整合させる。五輪に伴うインバウンド(訪日外国人旅行者)の増加に備え、外国人にも分かりやすく案内するのが目的だ。

 都道府県ごとに、道路管理者の国や自治体が参加する「道路標識適正化委員会」を設置し、見やすさの向上策に加え、地名や施設名など個々の英語表記に関する規定をつくってもらう。東京五輪・パラリンピックの競技会場が集中する東京都と神奈川、千葉、埼玉各県は、既に委員会が改善の取り組み方針を策定。改善すべき標識として1都3県合わせて約1万9800枚をリストアップし、これまでに約7割に当たる約1万4300枚の改善を済ませた。

 英語表記の統一では、例えば「お台場海浜公園」が「Odaibakaihin Park」と表示されていたのを、五輪公式ガイドブックに合わせ「Odaiba Marine Park」に改めた。こうした表記の統一は、1都3県で合わせて約1万3200枚に上る。

 五輪会場周辺ではこのほか、空港や主要な駅、港湾などのターミナルを表記する際に、標識の文字と背景を反転させて強調する「反転文字」を採用。公園や橋といった公共施設の近くには、施設を表す記号「ピクトグラム」を付けた歩行者用の標識を新しく設置し、訪日客が標識を頼りに徒歩で目的地に向かえるように工夫した。

 国交省はこうした事例を踏まえ、首都圏以外でも英語表記の統一を進める方針。公共施設の場所を分かりやすく示すよう自治体に促す考えだ。

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