«
»

またも決定力不足、なでしこ8強入りならず

サッカー女子W杯で、オランダに1-2と惜敗

またも決定力不足、なでしこ8強入りならず

オランダに敗れ、天を仰ぐ熊谷(左手前)、杉田(右から2人目)ら=25日、フランス・レンヌ(時事)

またも決定力不足、なでしこ8強入りならず

サッカー女子W杯。試合後、鮫島(左)をねぎらう高倉監督=25日、フランス・レンヌ(時事)

 無情な結末だった。延長戦突入も脳裏に浮かんだ後半43分。ミーデマのシュートがとっさに体を投げ出した熊谷の左腕に直撃。VARの検証でもPKの判定は覆らず、勝ち越しを許す。5分と表示されたロスタイムの最後まで同点を狙ったが、試合終了を告げる笛が鳴り響いた。「ただただ悔しい。これが勝負の怖さ」と熊谷。その目は真っ赤だった。

 1-1で折り返した後半。なでしこは再三好機をつくった。相手の3トップのプレスが甘くなったのを逃さず、持ち味の細かいパスワークで流れを引き寄せる。27分から右サイドに入った籾木がチャンスメーク。攻撃に迫力が増し、30分すぎからは何度もペナルティーエリアに進入した。

 だが、決め切れない。34分に杉田が放ったシュートはクロスバーをたたき、その1分後にも決定機。菅沢の折り返しのこぼれ球に籾木が詰めて左足を振ったが、GKの好セーブに阻まれた。イングランド戦と同様、決定力不足を露呈した形となった。

 なでしこらしい粘りは見せたが、2大会ぶりの優勝は遠かった。急速に力を付ける欧州勢との差は開く一方だが、来年には東京五輪が控える。高倉監督は「持っている力は表現してくれた。真摯(しんし)に向き合いながら選手が成長してくれることを願う」。この敗戦を生かさなければならない。(レンヌ時事)

0

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。