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ヒラメの稚魚100万匹、放流が始まる

福島県いわき市の久之浜漁港で、震災前の水準に

ヒラメの稚魚100万匹、放流が始まる

海に放流されたヒラメの稚魚=10日午前、福島県いわき市(時事)

ヒラメの稚魚100万匹、放流が始まる

ヒラメの稚魚を放流する漁業者ら=10日午後、福島県いわき市(時事)

 福島県いわき市の久之浜漁港で10日、地元漁業者らによるヒラメの稚魚の放流が始まった。東日本大震災で稚魚の生産施設が全壊し、規模を縮小していたが、施設の再整備が完了。6月末までに県内各地で計約100万匹を放流し、9年ぶりに震災前の水準に回復する。

 震災前、福島産の水産物は「常磐もの」と呼ばれ、味の良さから東京・築地市場でも高値で取引されていた。原発事故後は試験操業を余儀なくされ、ヒラメの漁獲量は半減した。

 こうした中、2012年からは新潟県の施設を借りて毎年約10万匹の稚魚を育ててきたが、18年に福島県相馬市に県の水産資源研究所が完成した。

 この日は荒れ模様の中、6~9センチの稚魚約10万匹を放流した。約5年で漁獲可能な大きさに成長するという。いわき市漁業協同組合の江川章組合長(72)は「福島のブランド品をまた放流できたので、新たに頑張っていこうという思いだ」と話した。

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