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民族や国々が連携、「自由インド太平洋連盟」を結成

亡命ウイグル人・チベット人ら、中国政府による弾圧に対抗

民族や国々が連携、「自由インド太平洋連盟」を結成

収容者の家族らと共にウイグル自治区の現状について話すラビア・カーディル会長=26日午前、東京・永田町の衆院第1議員会館(石井孝秀撮影)

 中国政府による弾圧を逃れ亡命したウイグル人やチベット人などの代表が26日、中国の少数民族弾圧や覇権主義に対抗する国際連帯組織「自由インド太平洋連盟」を結成した。

 東京・永田町の衆院第1議員会館で開かれた結成大会で連盟会長に選ばれた世界ウイグル会議のラビア・カーディル前議長は、「かつて中国とも仲良く生活できるのではないかと信じていた。しかし中国政府は我々を脅威と見なして抹殺しようとしている。全ての民族・国々と連携して国を再建し、世界の平和を取り戻すために貢献する」と決意を表明した。

 大会で、チベット亡命政権のニャムガル・ドルカ氏は「(チベット自治区では)民族性やアイデンティティーを持つことは間違っていると徹底して教育される」と強調し、「チベット人でいることが恥ずかしくなり、中国人になるべきだと思わせる政策を進めている」と訴えた。

 また、世界南モンゴル会議のショブチョード・テムチルト氏は「現在、中国政府から放牧を禁止され、モンゴル人が強制的に移住させられている。資源の略奪や炭鉱開発が行われ、南モンゴルの約60%が砂漠化した。中国の侵略主義を断固阻止し、独裁政権を一日も早く崩壊させなければならない」と強調した。

 さらにカーディル会長は「(報道では)100~200万人のウイグル人が強制収容所に入っていると言われているが、実際は500~700万人」と指摘。親族60人以上が捕まったというウイグル人男性は、「私の米国での結婚式に出席したという理由だけで、父の弟が収容所に入れられた。不正を見逃すことは正義ではない」と切実に語った。

 同連盟は今後の活動として、国連などに中国の民族弾圧を調査する「国際調査団」の派遣を要請することや、2022年に北京で開催予定の冬季五輪の見直しを国際オリンピック委員会(IOC)に求めることなどを検討している。

 大会後の記者会見でカーディル氏は、同日中国首脳と会談した安倍晋三首相へ書簡を送り、「ウイグル人を即座に釈放するよう要求してほしい」などと求めたことを明らかにした。

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